留学生でも割安にアパートが借りられる!NRASとは?

こんにちは、みす夫です。ワーホリでオーストラリアにいる人はバックパッカー宿やシェアハウスに住むのが一般的だと思いますが、長期滞在の学生などは、自分で部屋を借りるという選択肢もあります。友達と一緒に部屋を借りてシェアハウスを始めるとかもありますね。今回はこれから自分で賃貸契約をするつもりの人に向けた記事です。

オーストラリアにはNRAS(National Rental Affordability Scheme の略)という、低所得者向けに一般的な家賃価格よりも安い賃料で借りられる物件があります。シングルマザーやカジュアルジョブに就いているような人、あるいは学生が市場価格の6割程度の価格で住めるように政府が補助をしてくれます。低所得者層と言っても、ホームレスなどを対象にしているわけではなく、ちょっと安いという以外、通常の賃貸契約と特に変わりありません。

実は私も過去にNRAS物件に一度住んだことがあります。メルボルンCBD内の好立地で、しかも築浅のアパートに比較的安価に住めて良かったのですが、ルームシェア(又貸し)厳禁ということを契約時まで知らず、又貸しして安く住むつもりで借りた2ベットルームの家賃を払うのが厳しくなって6ヶ月で退去することになりました。無念。

NRAS物件は、domain.com.au や realestate.com.au などで通常の物件と同じように募集される他、NRAS物件を取り扱う不動産屋に出向いて専用書類をもらい、バンクステートメントなどの必要書類と一緒に提出、物件の空きを順番待ちすることもできます。年収制限は以下のようになっています。大人1人が住む場合は、過去1年間の収入(手取り額)が$50,489 以下でなければいけません。

https://www.dss.gov.au/sites/default/files/documents/09_2018/informationfortenants2018-19.pdf

また、NRAS物件の注意点として、安く住めると思いきや、光熱費をめちゃくちゃ取られるケースがあります。私の住んだところは電気会社などの変更ができず割高な光熱費を支払う必要があっただけでなく、水道代も『温水代』を別で請求されました。こうなってくると、光熱費込みの普通の物件の方がお得なこともあるかもしれません。NRAS物件は新築が多いので、住み心地はいいでしょうが、ものすごく安く住めるわけではないので、節約したいなら普通の「ちょっと古いけど安い」物件を借りて家賃を抑えるのが良いかも知れませんね。

https://housing.vic.gov.au/national-rental-affordability-scheme

 

このサイトをフォローする!

About Author

コメントを残す