ゴッホ展に行ってきました @ National Gallery of Victoria

みす夫の冬休みのメインイベントは、NGV(ビクトリア国立美術館)でのゴッホ展
(ゴッホ展は現在は終了しています。ちなみに7月21日から10月15日まで北斎の特別展が行われますので興味のある方は要チェック)→こちらも終了。

実際に展示を観覧した7月4日の数日前にもゴッホ展を目当てにNGVに足を運びましたが、想像以上に人が列に並んでいるのを見てゲンナリしてしまい、その日は一般展示を見て帰ることに。

この日は休日だったから特別混んでいたのだろうと思ったら平日も状況は変わらずだったので、諦めて列に並びました。みす夫はファーストフード店の2〜3人の行列ですら並ぶのをためらう程度には「行列には並ばない派」なのでまさに苦渋の決断であります。

写真の右側がチケット購入のための列で、左側が入場のための列です。待ち時間は45分くらいだった気がします。

そしてやっとの思いでチケット購入!大人料金は$28、コンセッション料金(学生料金)は$24.50でした。ちょっとお高い。

まずはフィルム鑑賞

まず最初の展示は大きなスクリーンで流される約9分間のフィルム。内容は今回の展示のテーマとなっている「ゴッホと四季」についての紹介で、エンドレスで映されています。


浮世絵とゴッホ

その後には葛飾北斎、歌川広重といった日本の有名画家の作品が並んでいました。ゴッホは浮世絵の大ファンで、その技法はゴッホ自身の作品にも大きな影響を与えています。実際間近に浮世絵を眺めてみて、「ジャパンってクールやな〜」と思いました。なんだか語彙力がなくて非常に稚拙な表現になってしまったのですが、なんというか、スマホの待ち受け画像に設定したくなるような感じです。クールさが伝わりますでしょうか。

広めのワンフロア全部使って浮世絵を展示していたのですが、あまり時間に余裕がなかったのと、早くゴッホの絵を見たいという気持ちを抑えきれず、半分くらいの作品を見ずに浮世絵コーナーを後にしました。今になって思えば全部きちんと見ておけばよかったかなと。前述した北斎展でも同じものを展示するでしょうから、ゴッホ展に来た人はある意味ラッキーでしたね。

ゴッホの絵

ゴッホの絵として最初に展示されていたのがこちら。あまり「ゴッホ」っぽくない絵だったので、本当に彼の絵なのか疑ってしまいました。多くの人がイメージするようなゴッホの絵のスタイルは彼が亡くなる前の約2年間に描かれたものだそうで、それ以前はちょっとおとなしめの作風です。


展示は作品の季節ごとに配置されており、秋、冬、春、夏の順で50点近い作品が展示されていました。
そしてゴッホ展最後の作品は彼の自画像です。ゴッホは37点ほどの自画像を描いたとされており(wiki)、展示作品は1887年秋に描かれたものだと思われます。

まとめ

売れない画家、耳の切断、自殺など、ゴッホというと何となく暗いイメージを持っていましたが…やっぱり暗いです。ゴッホは自ら精神病棟に入ったようですが、その間に描いた絵も見ることができました。

とはいえ、浮世絵を通じた日本との繋がりがあったりして、ちょっと親近感の湧く存在でもあります。あと個人的に「ゴッホ」という名前の響きが好きでないのですが(!)、英語では「ヴァン ゴー」となり、カッコ良さが増します。(ただし彼はオランダ人なのでオランダ語読みするとカタカナで表せません。)
Van Gogh and the Seasons for the 2017 Melbourne Winter Masterpieces(ゴッホ展)
https://www.ngv.vic.gov.au/exhibition/van-gogh-and-the-seasons/
Hokusai(北斎展)
https://www.ngv.vic.gov.au/exhibition/hokusai/

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